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その国の薫り [report]

9/14~16まで神戸六甲で万笛博覧会が開催されました。
世界各国の笛(エアリード限定)のイベントです。

万笛博覧会HP
http://www.irishflute.info/flute/

僕は15日にリコーダー講師として参加し、レッスンとコンサートをしてきました。遅ればせながら、その報告を…

リコーダーのレッスンでは「始めたばかりの小学生から大人方までどなたでも、どのサイズの楽器でも持参して~」などと間口を広げていたおかげで、どんな方が来られるか全く想像ができず(汗)、あらゆるシチュエーションを想定して4パターン位の教材を準備しておきました。しかし実際に蓋を開けてみると木製の楽器をお持ちの方や、すでにアンサンブルを経験しておられる方も多くて驚きました。すぐにシチュエーションDの教材を準備し、ソプラノからグレートバスまでを使い、一時間半位アンサンブルをしました。その日初めて会った方々が一つになり、アンサンブルをするのはとても素敵だなと実感しました。

コンサートは、主にリコーダーのために書かれた曲を中心に演奏しました。お相手はギターの加治川さん。ギターでの通奏低音なので、シンプルな構造の曲を多く取り上げました。ルネサンス舞曲、グラウンド、初期バロックのイタリアン、ファンエイク、盛期バロックのソナタ、現代もの、という感じ。3日間全ての講師演奏が終わってから思いましたけど、ちょっと地味だったか(笑)循環呼吸でもすりゃよかった(汗)しかしこれがリコーダーの音世界なのであります!リコーダーの音色は誰もが聴き慣れている親しみある音ではありますが、音の存在感に関しては、他のエアリードの楽器に比べると少々辛いものがあります。ギターの加治川さんには盛期バロックの通奏低音までもギター一本で対応してくださり素晴らしかったです。シェドヴィルの忠実な羊飼いなんかフーガ楽章もあるのに。。色々苦労をかけてしまいました。

他の楽器では特にブルガリアやトルコのカヴァル、ネイにすごく興味があったので聴かせて頂きました。なんとも興味深い音がするので、講師の石田さんの作られた塩ビの楽器を吹かせてもらいました。しかしこれがまったく鳴らない!買って帰りその日からずっと離さず持ち歩いていますが、昨日くらいからようやく鳴るポイントが解りました。しかしこれ、どやってロートーン鳴らすん?

それにしても、聴かせて頂いたコンサートはどれも素晴らしかったです!
それぞれの楽器がその国の「薫り」を放っていました。

同じような笛でも、国によって文化の違いや演奏法の違いがあり、これは笛吹きにとっては大変興味深いところです。
 

ご来場頂いたお客さま、どうもありがとうございました。
スタッフの皆さん、どうもお疲れ様でした。
 

趣味な宿題
◆カヴァルのロートーンをいかにして鳴らすか
◆バーンスリー筒音Aを押さえられるようにする(届かん)

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